続・約束の件 中野区・杉並区の軽貨物会社ブログ

こんにちは。

中野・杉並エリアで軽貨物運送業を営んでいる社長です。

今日は、前回に引き続き「サポーターSさんの左ドアミラー修理」の件を書きたいと思います。


ドアミラーの破損、特に左側のドアミラーって、意外とあるあるなんです。

狭い路地や駐車場の出入り、荷物の積み下ろし中のうっかり接触など……

「気をつけていてもやってしまった」という話は、ドライバーあるあるの一つですね。


◆中古部品がなかなか見つからない!左ドアミラーの入手は一苦労

今回、一番苦労したのは部品探しでした。

サポーターSさんが使っている車両は、ダイハツのOEM車。

年式や仕様の違いによってドアミラーの形状や色、機能が微妙に違います。

特に、電動格納ミラータイプは中古で出回っている数が本当に少ない。

そもそも左ドアミラー自体、事故や接触で壊しやすいパーツのため、

「壊れて出品される」ことが多い一方で、

「使える状態で出品される」ことが少ないのが現状です。


ネットで探すにしても、毎日、目を皿のようにしてチェックしないと、見落とす可能性も高い。

似ているようで微妙に違う部品がたくさんあるため、

「見つけた!」と思っても、それが適合するかどうかは

しっかり確認しなければいけません。

ようやく見つかったと思ったものの、カラーナンバーが違うこともしばしば……


◆痛恨のミス!アトレー用ミラーを誤発注

実は、最初に注文した部品が大失敗でした。
注文したのはハイゼットの左ドアミラー。カラーナンバーも同じだし「大丈夫だろう」と思ってしまったんですね。

ところが、届いてみてビックリ!

ミラーの形が横長。Sさんの車両に必要なのは縦長タイプ。

届いたのはハイゼットの乗用タイプの「アトレー」用のミラーでした。

これは完全に私の確認不足でした。

サポーターSさんにも迷惑をかけてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

当然、この誤発注分は会社の持ち出しです。誰かに請求できる訳もなく、私の責任です。


◆雨天決行!場所変更して作業実施

無事に正しい部品が見つかり、ようやく作業日を設定できることになりました。

サポーターSさんに「いつなら時間取れそうですか?」と聞いたところ、

「月曜の午前中なら大丈夫です」との返事。


ところが当日、まさかの雨模様。

弊社の事務所前には屋根がないため、急遽屋根がある場所の駐車場を使い、作業を行うこととしました。

雨に濡れながらの作業になると、工具も滑るし、取り付け作業も精度が落ちます。

電装系のパーツでもあるので、水の侵入は絶対に避けたい。

作業時間としては約30分。

事前に交換方法を頭に入れておいたこともあり、無事に完了しました。


◆「そんなの自分で直せるの?」と思う方へ

実は、こうしたドアミラーの交換作業、

YouTubeなどにたくさん情報がアップされているんです。

もちろん、すべての車種で難易度が同じとは言えませんし、必要な工具や知識はありますが、

やろうと思えば割と簡単にできる部類の作業です。

私自身、ブレーキやステアリングといった命に関わる重要部位は触らないようにしていますが、

今回のようなパーツ交換であれば、「やってみよう」と思える範囲。

それでも「確実に直す」ことが何より大事。

下手にやってしまうとミラーがグラついたり、

格納ができなかったりと二次トラブルにもつながります。

今回は無事に取り付けも完了し、ミラーの格納・調整機能も問題なし。


◆「車を大事にする人=仕事も丁寧」これは本当です

今回、Sさんの車を見て思ったのが、『あれ?前よりも車がすごく綺麗』ということ。

前回の整備のあとにきちんと洗車して、その状態をずっと維持してくれていたようです。

やはり、自分が使う車を大事にする人は、仕事にも丁寧さがにじみ出ます。

これ、決して精神論じゃありません。

車を雑に扱う人って、仕事道具全般に対しての扱いも雑になりがちです。

荷物の取り扱いもそうですし、

クライアントへの対応にもそういう「荒さ」が出ることがあります。

逆に、道具を大切にしている人は、自然と「人との関わり方」も丁寧だったりします。


◆道具は「相棒」だと思えるかどうか

私たち軽貨物ドライバーにとって、車は単なる移動手段ではありません。

「稼ぐための相棒」であり、現場での「信頼の看板」です。

ミラーが割れている車、ボコボコに凹んでいる車、洗車していないホコリまみれの車……

そういう車でクライアントの元に行って、「信頼してもらえるか?」という話です。

もちろん、板金工場じゃないので完璧に綺麗にするのは難しい。

ですが、できる限り手入れをして丁寧に乗ることは、誰にでもできることです。

今回の修理を通して、Sさんが車を今まで以上に大事にしてくれるようになると、私は信じています。


◆最後に

今回の件で、私自身も改めて「確認作業の大切さ」と「道具への向き合い方」を学ばされました。

ドアミラー一つとっても、"ただ部品を変えるだけで終わらせない。"

その過程や対応の仕方こそが、信頼をつくるポイントだと感じています。

これからも、ドライバーの皆さんと一緒に「車を大切にしながら」「安全・確実な運送」を続けていければと思っています。

もしこの記事を読んでいる現役ドライバーの方や、これから業界を目指す方がいたら、

ぜひ「自分の道具=相棒」として、車と向き合ってみてください。

それだけで、仕事の質はきっと一段階上がるはずです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


中野区・杉並区の軽貨物スペシャリスト フィールドワーク

軽貨物オーナードライバーの開業支援をいたします。

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