電話が鳴る日―軽貨物運送業の現場から 中野区・杉並区の軽貨物会社ブログ
こんにちは。中野・杉並エリアで軽貨物運送業を営んでおります、社長です。
今日は、私たちの日々の業務の中でかかってくる「電話」にまつわるちょっとした出来事と、そこから感じたこと、そして今後の展望についてお話ししたいと思います。
◆電話が鳴らない会社?
運送業というと、事務所の電話がしょっちゅう鳴り響いているイメージを持たれる方も多いかもしれません。しかし、実は弊社の事務所電話は、ほとんど鳴りません。 理由はシンプルで、クライアント様とのやり取りのほとんどが担当者の携帯電話を通じて行われているからです。 最近はどの業界でもそうかもしれませんが、私たちの業界でも「スピード感」が命。 何かあればすぐに担当者同士で連絡を取り合い、現場の状況をリアルタイムで共有しています。 ですから、事務所の固定電話にかかってくるのは、ごくごくまれなことなのです。
◆迷惑な営業電話
そんな静かな事務所の電話が鳴るとき、大抵は「求人広告を見て電話しました」という、まったくお付き合いのない会社の営業担当の方からのものです。 正直に言うと、こういった営業電話はあまり歓迎できません。 忙しい現場の合間を縫って電話対応をするのは、なかなか大変なものですし、実際にお話を伺っても、弊社のニーズに合う提案はほとんどありません。 もちろん、営業の方々もお仕事ですし、熱意を持って電話をかけてこられるのは理解できます。 ですが、現場の実情としては、こうした電話に割く時間がもったいなく感じてしまうのも事実です。
◆久しぶりに「いい電話」が!
そんな中、今日、久しぶりに「これはいい電話だ」と思える連絡がありました。 電話の主は、クライアント企業の中でも今まで直接お取引のなかった営業所のご担当者様。 主に世田谷地区を担当されている方からでした。 内容は、「新規に人員の確保をお願いしたい」というご依頼。 早速、条件を確認させていただいたところ、現在お取引のある営業所様と遜色ない内容でした。 「もし世田谷地区で応募があった際には、ぜひご紹介させていただきます」とお伝えし、電話を切りました。
◆クライアントの「評価」が新たなご縁を生む
このような新規のご依頼が舞い込む背景には、クライアント企業様の中で、協力会社ごとの「ランキング」が存在していることがあるようです。 このランキングは、納品時間の厳守率や欠勤の有無など、いくつかの指標で評価されています。 そのため、他の営業所様からも「フィールドワークさんなら安心して任せられる」とご紹介いただける機会が増えてきました。 実際、最近では町田地区担当の営業所から本部経由でメールでご依頼をいただいたり、以前からお付き合いのあった担当者様が異動先でも「ぜひフィールドワークさんにお願いしたい」とお声がけいただき、八王子地区でも新たにお仕事をいただくことができました。
◆エリア拡大と「働きやすさ」へのこだわり
こうして少しずつですが、弊社のサービスエリアは広がりつつあります。 ただ、私が大切にしているのは「無理な拡大」ではありません。 私たちの仕事は、現場で働くサポーターさん(ドライバーさん)一人ひとりが主役です。 その方々が「自宅から30分圏内」で働けるような環境を整えたい―― これが、私の変わらぬ目標です。 なぜなら、通勤時間が短いほど、心身ともに余裕を持って仕事に取り組むことができるからです。 また、地元の道に詳しいドライバーさんが担当することで、配達の効率や安全性も高まります。 「働きやすさ」と「サービス品質」の両立は、私たちの大きな強みだと考えています。
◆夢は大きく、日本全国へ!
「夢は大きく、日本全国で!」 これは冗談のようで本気でもあります(笑)。 もちろん、現実的には一気に全国展開することは難しいかもしれません。 ですが、今のエリアでしっかりと実績を積み重ね、信頼を得ていくことが、やがては全国へとつながる第一歩だと信じています。
◆すべては「現場の力」
ここまで読んでくださった方の中には、「社長の手腕が評価されているのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 ですが、私は声を大にして言いたいのです。 「すべては現場のサポーターさんの努力の賜物」です。 どれだけ私が営業努力や仕組みづくりに力を入れても、現場で実際に荷物を運び、クライアント様やエンドユーザー様と接しているのはサポーターさんたちです。 その一人ひとりが真摯に仕事に向き合い、丁寧な対応を積み重ねてくれているからこそ、弊社は高い評価をいただけているのだと思います。
◆より良い「還元」のために
今後も、現場で頑張ってくれているサポーターさんたちに、より良い条件でお仕事を還元できるような仕組みづくりを進めていきたいと考えています。 例えば、
- 業務効率化による報酬アップ
- 働きやすいシフト調整
- 安心して働けるサポート体制の強化
など、現場の声をしっかりと聞きながら、会社としてできることを一つずつ実現していきます。
◆最後に――「電話」の向こうにあるもの
今日の「いい電話」は、私にとってとても嬉しい出来事でした。 それは、新たなご縁が生まれるきっかけであると同時に、現場の皆さんの日々の努力がしっかりと評価されている証でもあります。 これからも、皆さんが「働きやすい」「やりがいを感じられる」会社づくりを目指して、日々邁進していきます。 そして、また新たな「いい電話」が鳴る日を楽しみに、現場とともに歩んでいきたいと思います。 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。 今後ともフィールドワークをどうぞよろしくお願いいたします。
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