59歳、新たな挑戦 中野区・杉並区の軽貨物会社ブログ
◆年齢を超えてデビューするサポーターさんと共に
こんにちは、中野・杉並を拠点に軽貨物事業を展開している軽貨物運送会社の社長です。
6月に入り、街の緑もいっそう深まり、気持ちの良い季節になりました。新年度の慌ただしさが落ち着き、少しずつ日常が戻ってきたこの時期、弊社にも新たな風が吹き込んできました。 本日は、弊社にとっても非常に特別な出来事について、皆さまにご報告させていただきます。
~59歳での新たなスタート~
この6月から、弊社で新しくサポーターとしてデビューされる方がいらっしゃいます。なんと、59歳でのデビューです。 「えっ、そんな年齢で新しく始めるの?」と思われる方も多いかもしれません。正直、私自身も最初は驚きました。しかし、年齢に関係なく「新しいことに挑戦したい」「自分の力で稼ぎたい」という想いを持っている方を、私は全力で応援したいと考えています。
弊社では、サポーターさんの年齢制限は設けていません。20代の若手から60代のベテランまで、幅広い年代の方が活躍しています。年齢よりも「本気で頑張りたい」という気持ちを重視しているからです。
~50代の壁と現実~
とはいえ、現実は決して甘くありません。実際、50代で新たに軽貨物の仕事を始めた方の1年後の定着率は、決して高くありません。正直に申し上げて、10人に1人くらいの割合です。 この数字だけを見ると、「やっぱり無理なんじゃないか」と思われるかもしれません。しかし、これは決して年齢のせいだけではありません。むしろ、年齢に関係なく「現場のリアル」をしっかり伝え、覚悟を持って挑戦できるかどうかが大切だと感じています。 実際に辞めていかれた方々の理由も、きちんとヒアリングしています。
「思ったより体力的にきつかった」 - 「覚えることが多すぎて無理だった」 - 「もっと楽な仕事だと思っていた」 こうした声は、決して珍しいものではありません。特に軽貨物の仕事は、荷物を運ぶだけでなく、クライアントとのやりとりや、端末操作、ルートの把握など、想像以上に覚えることが多いのが現実です。
~包み隠さず伝えることの大切さ~
私たちの会社の基本ポリシーは、「関わった人みんなを幸せにしたい」というものです。だからこそ、オンライン説明会や面談の際にも、現場の大変さや50代での定着率の低さ、そして過去の事例も包み隠さずお伝えしています。 「楽な仕事ですよ」「誰でも簡単に稼げます」といった甘い言葉で人を集めるのは簡単です。しかし、それは結果的に誰も幸せにしません。むしろ、現実を知ったときに「こんなはずじゃなかった」と失望されてしまうだけです。 だからこそ、弊社では最初から「大変なこと」「覚悟してほしいこと」をしっかり伝えたうえで、それでも挑戦したいという方と一緒に成長していきたいと考えています。
~利益構造と「続けること」の意味~
また、弊社のビジネスモデル上、サポーターさんがデビューした時点で会社に利益が出る仕組みにはなっていません。むしろ、最初は会社側の持ち出し(投資)になることが多いです。 だからこそ、「続けていただくこと」がとても大切です。サポーターさんが成長し、安定して業務を続けていただけることで、初めて会社にも利益が生まれ、クライアント様にも貢献できるようになります。
~今回の新人サポーターさんとの出会い~
今回デビューされる59歳のサポーターさんは、三多摩地区にお住まいの方です。これまでにも様々な仕事を経験されてきたとのことで、「今からでも新しいことに挑戦したい」という強い意志を持って応募してくれました。 面談の際には、これまでの経験や現在の生活状況、そして「なぜ今、軽貨物の仕事に挑戦したいのか」をじっくりお聞きしました。そのうえで、先ほどお伝えした「現場のリアル」も包み隠さずお話ししました。 それでも、「やってみたい」「自分の力で稼いでみたい」という言葉をいただき、私も心から応援したいと思いました。
~デビュー初日の現場~
デビュー初日は、私自身が朝から晩までつきっきりで現場に入りました。業務端末の操作方法、荷物の積み込み方、ルートの確認、クライアントとのやりとりなど、最低限の業務が行えるレベルまで、実地で教育を行いました。 最初は戸惑いもあったようですが、一つ一つ丁寧にメモを取りながら、真剣に取り組む姿がとても印象的でした。「分からないことがあればすぐに聞いてください」と伝えると、遠慮せずに質問してくれる姿勢も、成長への意欲を感じさせてくれました。
~フォローアップ体制の強化~
二日目からは、一人で現場に入ってもらうことになりましたが、LINEなどのツールを使い、分からないことがあればすぐに連絡が取れる体制を整えています。 LINEの良い点は、画像や動画も送れるため、言葉だけでは伝わりにくい状況でも、現場の様子をリアルタイムで共有できることです。例えば、「この荷物の置き場所が分からない」「端末のこの画面でどう操作すればいいのか分からない」といった場合でも、画像を送ってもらえれば、すぐに的確なアドバイスができます。 こうしたフォロー体制を強化することで、少しでも不安を減らし、早く現場に慣れてもらえるよう努力しています。
~会社としての応援と今後の展望~
弊社としても、できる限りのサポートは惜しみません。最初は誰でも不安や戸惑いがありますが、一歩一歩着実に成長していけるよう、全力で応援していきたいと思っています。 また、今回のように50代、60代の方が新たな挑戦をすることは、地域社会にとっても大きな意味があると感じています。人生100年時代と言われる今、年齢に関係なく「自分らしい働き方」「新しい挑戦」を応援できる会社でありたいと、改めて強く思いました。
~最後に~
今回の新人サポーターさんが、1年後、2年後と続けて活躍してくれることを、心から願っています。そして、これからも「関わった人みんなを幸せにする」というポリシーのもと、年齢や経歴に関係なく「本気で挑戦したい」という方を応援し続けていきたいと思います。 もし、この記事を読んで「自分も挑戦してみたい」「話を聞いてみたい」と思われた方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。現場のリアルも、やりがいも、すべて包み隠さずお伝えします。そのうえで、一緒に成長していける仲間を、心からお待ちしています。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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