荷物を届けるのではなく、人に届ける 中野区・杉並区の軽貨物会社ブログ
こんにちは。
中野・杉並で軽貨物運送業を営んでいる、社長です。
今回は、私たちフィールドワークが大切にしていることについて、お話ししたいと思います
私たちフィールドワークが大切にしていること。
それは、ただ荷物を目的地まで運ぶことではありません。
その荷物を待っている「人」に、荷物と一緒に込められた「想い」を届けることです。
◆「サービス第一、営業第二」
宅配便というサービスを日本に根付かせた、ヤマト運輸の小倉昌男さん。
小倉さんが大切にしていた考え方の一つに、「サービス第一、営業第二」というものがあります。
まずは、お客様に喜んでもらうこと。
お客様に必要とされるサービスを提供すること。
利益を最初から追いかけるのではなく、お客様に喜んでもらえる仕事を積み重ねていけば、利益は後からついてくる。
私は、仕事をするうえで、こうした考え方を何度も叩き込まれてきました。
そして今、自分が会社を経営する立場になって、改めて思います。
これは、まさに私たちフィールドワークが大切にしたい考え方そのものだ、と。
もちろん、会社を続けていくためには利益が必要です。
利益がなければ、サポーターさんに仕事をお願いすることも、車両を用意することも、会社として必要なサービスを維持することもできません。
しかし、利益だけを追いかけてしまったら、この仕事の本当の価値を見失ってしまうのではないでしょうか。
◆荷物には、それぞれの物語がある
私たちが届けているのは、段ボールや封筒といった物だけではありません。
母の日のカーネーション。
誕生日のプレゼント。
遠く離れた家族から送られてきた荷物。
クリスマスに、子どもが楽しみに待っているプレゼント。
荷物の一つひとつに、誰かの想いが詰まっています。
送り主が相手のことを考え、品物を選び、梱包し、届けてもらう。
そして、受け取る人が箱を開けたとき、そこには品物だけではなく、送り主の気持ちも届くのだと思います。
だから私は、「場所に届ける」のではなく、「人に届ける」ということを大切にしたいのです。
◆置き配では伝わらないもの?
これは、今では当たり前になった「置き配」とは、ある意味で真逆の考え方かもしれません。
もちろん、置き配はとても便利なサービスです。
受け取る側も配達する側も、時間を有効に使えますし、忙しい現代の生活に欠かせない仕組みの一つだと思います。
ただ、私が宅配便の仕事に感じてきた魅力は、荷物を玄関前に置いて終わり、ということだけではありません。
誰かが誰かを想って送ったものを、直接その人に手渡す。
そして、その瞬間に生まれる笑顔を見る。
そこに、この仕事ならではの大きな価値があると思っています。
◆母の日のカーネーション
私自身、この仕事をしていて、今でも忘れられない光景がいくつもあります。
その一つが、母の日にカーネーションをお届けしたときのことです。
お客様に荷物をお渡しすると、こんな言葉が返ってきました。
「毎年、もういらないわって言ってるのに、息子が送ってくるのよ」
そう言いながら、満面の笑顔を見せてくれたのです。
「もういらない」と言いながら、本当は毎年楽しみにしている。
そして、そんなお母さんの気持ちを知っているのか、息子さんも毎年カーネーションを送り続けている。
その光景を見て、私は思いました。
私たちは、ただ花を運んでいるわけではないんだな、と。
お母さんを想う息子さんの気持ち。
そして、それを受け取ったお母さんのうれしい気持ち。
その二人の間にあるものを、私たちがつないでいるのです。
荷物をお渡しするのにかかった時間は、ほんの数分だったかもしれません。
でも、その数分の中には、人と人とのつながりがありました。
これこそが、宅配という仕事の魅力なのだと思います。
◆私たちが届けたいもの
軽貨物運送の仕事は、毎日たくさんの荷物を運びます。
忙しい日には、次から次へと配達をこなしていかなければなりません。
効率よく、安全に、確実に届けることも大切です。
そんな毎日の中で、荷物を単なる「個数」として見てしまうこともあるかもしれません。
でも、その一つひとつを誰かが待っています。
私たちフィールドワークは、荷物を運ぶ会社です。
しかし、ただ荷物を運ぶだけの会社ではありたくない。
荷物の向こう側にいる人を想像し、その人に届けるという気持ちを大切にしたいと思っています。
これからも、安全に、確実に、そして少しでも多くの笑顔を届けられるように。
次回は、もう一つ私が忘れられない「クリスマスの荷物」の話を書きたいと思います。
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