ちょっと自慢 中野区・杉並区の軽貨物会社ブログ
東京都中野区で軽貨物事業を営む、合同会社フィールドワークのブログへようこそ。
……と、いつもなら社長が景気よく書き出すところなのですが。
先日、社長からひと言。
「なあ、ブログのネタがないんだけどw」
というわけで、今回は“中の人”が急遽キーボードを握っております。
社長、見てますか。ちゃんと書きますからね。
今日は、最近あった「ちょっと誇らしい出来事」を共有させてください。
「関わった人みんな幸せにしたい」という話
弊社の社長がいつも掲げている言葉があります。
「関わった人みんなを幸せにしたい」
きれいごとだと思われるかもしれません。
でも、社長はこれを本気で言っていますし、わりと本気で実行しようとしています。
サポーター(ドライバー)さんへの車両サポート、急なトラブル対応、相談への即レス、書類関係の手厚いフォロー。
正直、「そこまでやる?」と思うこともしばしばです。
でも今回、その姿勢がまさに形になった出来事がありました。
ある日突然の電話
ある日の午後。
クライアント企業の係長さんから、突然の電話が入りました。
この時点で、正直に言います。
「だいたい、いい話じゃないですw」
そして今回も、やはりトラブル系でした。
要約すると――
「他社のドライバーさんが自損事故を起こしてしまい、しばらく車が使えなくなった。急遽、フィールドワークさんで車を貸してもらえないか?」
とのこと。
弊社にも予備車はあります。ただし、それは弊社所属サポーターさんのための車両です。
普通ならこう答えます。
「申し訳ありません。弊社所属の方のための予備車ですので、お貸しすることはできません」
それが一般的で、何も間違っていません。
ところが、うちの社長は少し違いました。
「うーーん……」
電話を切ったあと、社長は腕を組んで一言。
「うーーん……。2週間ならすぐ貸せるんだけどなあ。3週間だと任意保険の関係で厳しいかも……。一回、ご本人から直接連絡もらえますか?」
まず、断らない。
ここがまず、うちの社長らしいところです。
そのエリアには弊社のサポーターさんも走っています。しかも非常に真面目な方。
状況的にも、協力できなくはない。
しばらくして、ご本人から連絡がありました。
「次の車の納車まで3週間かかりそうで……。可能であれば3週間お借りできないでしょうか?」
普通なら。
「すみません、2週間なら対応できましたが、3週間は難しいです」
で終わる話です。
でも社長は、またもや。
「うーーん……」
そして、思いついたのが“奇策”でした。
社長の謎のスキーム
「では、ちょっと手間はかかりますけど、お金もほぼかからない方法でやりますか?」
その内容はというと――
一度、弊社の車両をその方に販売する。
ただし「1か月以内なら〇〇円で買い戻します」という買戻し特約付き。
聞いたとき、正直思いました。
「めんどくさっ!」
でも社長は真顔です。
「だって本人名義なら、保険の車両入替で対応できるでしょ?任意保険料、余計にかからないじゃん」 ……なるほど。 つまり、
- 本人名義になる
- 既存の任意保険で車両入替が可能
- 余分な保険料が発生しにくい
- 差額分だけで実質レンタルのような形になる
という仕組み。
確かに理にかなっている。
しかも販売扱いになる場合、弊社のアフターフォローはかなり手厚いです。
書類作成、ほぼやります。
陸運局関係もサポートします。
なんなら社長が車を出して同行します。
ええ、本当に同行しますw
それでも「体が一番」
ただ、そのドライバーさんは事故でお怪我もされているとのこと。
そこで社長はこう言いました。
「体が一番大事です。いったん日曜まで様子を見て、そのときに詳細を詰めましょう」
まずは身体。仕事よりも何よりも、まずは回復。
この順番を自然に言えるのが、社長のいいところだなと個人的に思います。
サポーターさんのひと言
この一件を、同じエリアを走る弊社サポーターさんにお話したところ、こんな言葉をいただきました。
「他社のサポーターさんのために、そこまでしてくれる協力会社はないですよ。正直、めちゃくちゃ株上がりました」
社長には直接言っていないそうですが(笑)、ちゃんとここに書いておきます。
社長、株、上がってます。
そして日曜日
約束の日曜日。
そのドライバーさんから連絡がありました。
「なんとか別で車が手配できました。本当にありがとうございました」
結果的に、弊社の車は出番なし。
ここまで段取りを考え、方法を練り、書類の準備の算段までしていた社長。
普通なら、少しくらい言いたくなりませんか?
「こっちもいろいろ準備したんだけどなあ」って。
でも社長はただ一言。
「よかったですね。無理なさらないでくださいね」
それだけ言って、電話を切りました。
恨み言もなし。
恩着せがましさもなし。
なんなら、ちょっと嬉しそうでした。
誇らしいと思えたこと
今回の件で、弊社に直接的な利益はありません。
車も出ていません。
売上も立っていません。
でも――
「困ったときに、まず思い出してもらえたこと」
「助けようとしてくれた会社だと周囲に伝わったこと」
「自社サポーターさんが誇らしく思ってくれたこと」
これって、数字に出ないけれど、すごく大事な財産だと思うのです。
社長の掲げる
「関わった人みんなを幸せにしたい」
今回、それは少なくとも“形”になりました。
実際に貸す・貸さないの結果ではなく、
「どうにかできないか?」と本気で考える姿勢。
そこに価値があるのだと思います。
ネタがないと言いつつ
社長は「ブログのネタがないw」と言っていましたが、正直、ネタだらけなんですよね。
日々、誰かのために動いていて、
日々、ちょっと面倒なことを自分から引き受けていて、
日々、「まあ何とかするか」と笑っている。
中野区の小さな軽貨物会社ですが、
こういう積み重ねが、会社の色になっていくのだと思います。
今回の出来事を通して、改めて思いました。
「ああ、なかなかいい社長だな」と。
……本人には直接言いませんけどね。
というわけで、中の人ブログでした。
次回はぜひ、社長本人にネタをひねり出してもらいましょう。
(期待してますよ、社長。)
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