突然の車両故障の対応力!? 中野区・杉並区の軽貨物会社ブログ

◆バッテリーマーク警告灯点灯

~現場で起きたこと~

本日、弊社サポーターさんから「走行中にバッテリーマークの警告灯が点灯した」と連絡が入りました。ちょうど配送業務の途中で、車両のメーターパネルに赤いバッテリーマーク(赤と黄色の警告灯の色で緊急性が異なります)が表示されたとのこと。多くの方が「バッテリーが弱っているのかな?」と思いがちですが、実はこの警告灯が点灯する本当の意味をご存知でしょうか。

~バッテリーマーク点灯の本当の意味~

 バッテリーマーク(充電警告灯)は、単にバッテリーの容量が減ったから点灯するものではありません。走行中はエンジンの回転を利用してオルタネーター(発電機)が発電し、バッテリーや車の電装品に電気を供給しています。したがって、走行中にこの警告灯が点灯するということは、「バッテリーへの充電が正常に行われていない」=「発電系統に異常がある」ことを示しています。 主な原因は『オルタネーターの故障』『Vベルトの緩み・破損』『バッテリー自体の劣化』の3つです。


今回、配達エリア内のガソリンスタンドでみてもらったところ、「おそらくオルタネーターの不良ではないか」との診断でした。私の見立ても同じで、すぐにサポーターさんと相談し、業務の中止と代車手配をすることにしました。


◆オルタネーター故障の特徴とリスク

オルタネーターは車の心臓部ともいえる重要な部品です。これが故障すると、バッテリーへの充電ができなくなり、やがてバッテリーの電力だけで走行することになります。しかし、バッテリーはあくまで「蓄電池」であり、発電が止まればすぐに電力が枯渇します。


オルタネーターの故障は、ほとんど前兆がありません。まれに「ヘッドライトが暗くなる」「エアコンやオーディオの動作が不安定になる」「異音がする」といった症状が出ることもありますが、多くの場合は突然バッテリーマークが点灯し、そのまま走行を続けると、いきなりエンジンが停止してしまいます。 この状態で無理に走行を続けると、エンジンが再始動できなくなり、路上で立ち往生するリスクが高まります。パワーステアリングやブレーキのアシストも効かなくなり、非常に危険です。

もしバッテリーマークが点灯した際は、『すぐに安全な場所に停車する』『エンジンを切る』『ロードサービスや整備工場に連絡する』ことが重要で、もし高速道路や幹線道路などで停車できない場合は、カーステレオやエアコンなどの電装品をオフにし、バッテリーの消費を最小限に抑えながら、安全な場所まで移動してください。


◆迅速な代車手配と弊社の対応力

今回、サポーターさんはご自身の知っている整備工場に車両を預け、そこから電車で弊社の練馬車庫の最寄り駅まで来ていただき、駅で私も合流し、一緒に練馬車庫に向かいました。そして、代車をお渡ししました。幸い、今日は物量も落ち着いており、夜間指定の案件も少なかったため、電話をいただいてから2時間ほどで代車をお渡しできました。

 この「速さ」は、弊社の大きな強みです。他社の場合、代車の手配やレッカーの手続き、保険会社とのやりとりなどで、どうしても時間がかかってしまうことが多いと聞きます。弊社では練馬・杉並・中野に車庫を持ち、常時複数台の代車(黒ナンバー付き)を準備しています。緊急時には最短即日、場合によっては数時間以内に代車をお渡しできる体制を整えています。

~なぜ迅速な対応ができるのか~

 ・自社で車両管理・整備・登録業務まで一括対応

 ・中古車を中心にした柔軟な車両運用(関連会社が中古車販売業者も兼ねており業者オークションに参加することにより安価で質のいい車両をスピーディーに手に入れることができます)

 ・黒ナンバー付きの営業用車両を常時複数台確保

 ・緊急時の連絡体制とスタッフの即応力

これは「お客様やサポーターさんの業務を止めない」ことを最優先に考えた結果です。配送業は「時間との勝負」。1台のトラブルが全体の業務に大きな影響を及ぼすため、迅速な対応が不可欠です。


◆軽貨物業界における代車・故障対応の現状

軽貨物運送業は、車両トラブルが発生した際の対応力が問われる業界です。特に黒ナンバー車両は商用登録が必要で、一般のレンタカーやカーシェアでは代替できません。多くの業者では、故障時の代車手配に時間がかかったり、そもそも黒ナンバーの代車が用意できなかったりするケースも少なくありません。弊社では「黒ナンバー付きの軽貨物車両」を自社で常備し、保険会社とのやりとりやレッカー手配もワンストップで対応しています。 


◆オルタネーター故障の修理費用と今後のメンテナンス

オルタネーターの修理・交換費用は、部品交換や修理のみで済む場合は1万円前後、オルタネーター自体を新品やリビルド品に交換する場合は4万円~10万円程度が相場です。中古品を使えば費用を抑えることもできますが、今後の車両の使用年数や状態も考慮して判断する必要があります。 また、車両が古くなっている場合は、他の部品も同時に劣化している可能性があるため、修理を続けるより車両の入れ替えを検討することも選択肢の一つです。


◆まとめ

~「備え」と「体制」が信頼の源~

今回のようなトラブルは、いつ誰に起きてもおかしくありません。配送業にとって「車両が止まる=仕事が止まる」「仕事が止まる=収入がなくなる」ことを意味します。だからこそ、弊社では『日常の車両点検・メンテナンスの徹底』『緊急時の即応体制と代車の常備』『サポーターさんとの密なコミュニケーション』 を大切にしています。

 「困ったときにすぐ頼れる」「すぐに代車が出る」「現場の声に即応する」――この体制を作るために、日々努力を重ねています。今後も、皆さまの業務が止まらないよう、全力でサポートしてまいります。 もし同じようなトラブルが発生した際は、慌てずにまずはご連絡ください。どんな時もお役に立てる会社であり続けることをお約束します。


◆さいごに

弊社では、パートナー様の信頼できる業務により、クライアントから「もっと求人してほしい」「人を入れてほしい」といわれています。 実際、優先的に求人の話をされることもあります。 是非皆さんも弊社と一緒に成長していきませんか? よろしくお願いいたします。  



中野区・杉並区の軽貨物スペシャリスト フィールドワーク

軽貨物オーナードライバーの開業支援をいたします。

0コメント

  • 1000 / 1000